なぜ人はUFOを信じるのか? トランプ政権のUFO調査と心理学的考察
マンチェスター・メトロポリタン大学とリバプール・ジョン・ムーアズ大学の新しい研究は、人々が説明のつかない出来事を超常現象や地球外生命体の仕業と考えがちな傾向を調査している。「制御できない出来事に直面すると、私たちの心はパターンや説明を求める」と研究者たちは記す。
トランプ政権は発足当初、UFO問題に断固として取り組むと主張。ホワイトハウスの報道官は、昨年アメリカ北東部で相次いだ奇妙な光について、宇宙人でもイランのドローンでもなく、「通常の航空機が通常のルートを通常の時間に飛行していただけ。人々が突然それに注意を払い始めたのだ」と説明した。

さらにトランプ政権は、FBI内に存在した「未確認異常現象」を調査する秘密オフィスを閉鎖する動きを見せている。国防総省が奇妙な目撃情報を調査する「全領域異常解決局(AARO)」を運営していたことは公になっていたが、FBIがこのチームの存在を認めたのは、閉鎖を発表する直前だった。
しかし、疑問は残る。テネシー州選出のティム・バーチェット下院議員(共和党)は、地球外生命体の乗り物が秘密の海底基地から活動していると議会で証言。「私はこれについて説明を受けていないが、私がまとめた情報によると、我々は秘密のソナーを持っており…(彼らは)何かが時速数百マイルで水中を移動していると教えてくれる…そしてこれはフットボール場ほどの大きさで水中にあり、これは記録されたケースで、提督が私にこのことを話してくれた」と述べている。
心理学者たちは、人々が不安に対処するために超常現象や陰謀論を信じるのは自然な傾向だと指摘する。
不法移民危機、国境の軍事化、そして世界的な攻撃性の高まりに直面した軍事訓練と実験の増加――これら全てがアリゾナ州に集中している。それが、空のあらゆる光が突然UFOやUAPに見えてしまう理由の一つかもしれない。
提供元・TOCANA
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