“国内テロ”としての評価と今も続く捜査
この事件は、犯人の正体がいまだ不明であるにもかかわらず、現代における最初の「国内テロ」として捉えられることが多い。捜査に関わった警察関係者は「犯人はアメリカ社会に恐怖を植えつけ、国家をひざまずかせる意図があったのかもしれない」と証言している。
この一件は、後年の模倣事件をも誘発した。1986年にはワシントン州で女性が夫に保険金目的で毒入り鎮痛剤を与え、さらに別の無関係な人物にも死をもたらした。これが「改ざん防止法」に基づく初の有罪判決となった。

(画像=UnsplashのErik Mcleanより,『TOCANA』より 引用)