■きつね、じつは2年も先輩だった
前出の「あーかいきつねと緑のたーぬーき」が指すように、やはり「先ずは『赤いきつね』ありき」というイメージが強い人は多いだろう。

(画像=『Sirabee』より引用)
そこで、両製品の歴史について東洋水産に尋ねてみたところ、『赤いきつねうどん』は1978年(昭和53年)8月10日、『緑のたぬき天そば』は1980年(昭和55年)8月11日発売と明らかになった。

(画像=『Sirabee』より引用)
なんと、発売のタイミングに2年もの差が生じていたのだ。なお、前出のアンケート結果を年代別に分類したところ、発売時期のリアルタイム世代に当たる50〜60代はやはり正答率が高かった。

(画像=『Sirabee』より引用)
『緑のたぬき』の誕生・命名の経緯について、東洋水産の広報担当者は「『赤いきつね』の姉妹品として発売するにあたり、パッケージの色は店頭での相乗効果を考え、赤の補色である緑色が採用されました。また『たぬき』も同様に、『きつね』との連動から決められました」と、説明している。