むしろ、時には不人気を恐れず、厳しくも結果を出せるリーダーが不可欠な場面は少なくない。実際、往々にして結果を出すリーダーは厳しく、冷徹な判断をすることも少なくない。

上司選択制度が機能するには、「働きやすさ」と「成果」を両立できる上司像を全員が共有し、その実現を支える制度設計と透明な評価プロセスが不可欠だ。そうでなければ、この制度は“組織の民主化”ではなく“組織の空中分解”を招く危険性すらあるだろう。

 

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