スーパーに行くと、「ふじ」「つがる」「ジョナゴールド」など、様々な品種のリンゴを購入できます。
しかし、同じく品種が豊富で身近なフルーツであるバナナに関しては、ほぼ1種類しか並んでいません。
ほとんどの人は「キャベンディッシュ(英語:Cavendish)」という品種しか食べたことがないのです。
ここでは、世界の多くの人が1種類のバナナしか食べたことがない理由を解説します。
目次
- バナナの品種は豊富
- 多くの人がキャベンディッシュしか食べたことがない理由
- キャベンディッシュ以外が店先に並ぶ方法
バナナの品種は豊富
バナナと聞くと、どんな形や色、また味を思い浮かべますか?
ほとんど人は、甘くてデザートになるバナナを思い浮かべます。
ある程度の太さと長さがあり、皮は厚く、熟すときれいな黄色になる「いつものバナナ」です。
しかし、これらはすべて「キャベンディッシュ」という品種の特徴であり、バナナすべてに共通するものではありません。

実際バナナには、加熱調理される大きな「プランテン」、赤茶色の皮をした「モラード」、小ぶりで皮が薄い「ラツンダン」など、さまざまな品種があります。
もちろん、違いは見た目だけではありません。デザートに最適なバナナだけでなく、炒め物やビールの醸造に適した品種さえあるのです。
とはいえ、そんな多種多様なバナナの中でも、やはりキャンベディッシュが世界を制覇しています。
キャンベディッシュは世界で生産されるバナナのほぼ半数であり、国際取引されるバナナのほとんどを占めています。
そのため多くの国のスーパーには、キャベンディッシュ1種しか並びません。
では、このような状態になっている理由は何でしょうか?
多くの人がキャベンディッシュしか食べたことがない理由
