
全国トップレベルの24チームがEASTとWESTに分かれてしのぎを削る高校生年代(U-18)最高峰リーグ『高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ』。5月11日には船橋市法典公園(グラスポ)球技場でEASTの第7節が行われ、市立船橋高校と柏レイソルU-18が対戦した。
今季のEASTでここまで唯一勝利がない市立船橋は、前半途中まで守備意識が高く柏U-18に攻撃を許さない。しかし、この日は最終ラインからビルドアップする相手に再三苦しめられた。柏は今月16日にトップチーム登録を果たしたFW加茂結斗(2年)やMF徳田波音(3年)にボールを集めて攻撃に転じる。28分、柏DF吉川晴翔(3年)が縦パスを供給すると、それを受けた加茂が相手GKとの1対1を制して柏が先制点を奪う。その後も柏は市立船橋ゴールを脅かすシーンが続くも市船GK辰侑樹(3年)の好セーブもあり、柏リードで前半を折り返す(1-0)。
後半に入ると市立船橋は得意のセットプレーから相手ゴールを脅かす場面を作ろうとするも中々決定機を作り出すことが出来ない。すると58分、ペナルティーエリアでスルーパスを受けた柏の加茂が中央に折り返すとFW澤井烈士(3年)が反転しながら左足で放ったシュートがゴールネットに突き刺さり、柏のリードを2点に広げる。以降、市立船橋の攻撃時間が増えたが、この日は決定機を多く作り出せず後半アディショナルタイムには柏FW越川翔矢(3年)が獲得したPKを自ら決めて3-0と勝負あり。柏が不調にあえぐ市立船橋を下した。
市立船橋の右サイドバックを主戦場とするDF左近作怜(3年)に今季の市立船橋の課題やパフォーマンス、次節(流通経済大学付属柏高校戦)への意気込みなどを訊いた。
