しかし長期的に見ると……

2020年は中国市場で大躍進を遂げたテスラ。しかし現在、中国製の激安電気自動車が猛追をはじめており、テスラ一強の中国EV市場に変化が巻き起こっています。

現在中国市場で人気を得ている上汽通用五菱汽車の「宏光ミニ EV」、中国国内で広く支持されている理由は価格にあります。エアコンなしで120キロの航続距離を誇る同車の価格は、日本円にしてなんと約45万円です。エアコンつきで航続距離が40キロ長い上位モデルでも約60万円と、日本メーカーのEV車と比べるとまさに破格といえるでしょう。

大きさは日本の軽自動車と同程度で、メーカーによると「コンセプトは人民の足、買い物や通勤などの短距離走行用」とのこと。2020年10月の月間販売数はテスラを大きく抜いて2万台を超えました。

事業拡大、SUV車の納車も開始

格安中国製EV車の猛追もなんのその、テスラ社は中国事業を拡大して年間生産50万台を目指しています。同社は中国にてEV用充電器の生産をスタートさせるうわさもあり、今後も中国で積極的に事業を展開する構えです。

2021年1月には新型の小型SUV「モデルY」の納車も開始され、さらに幅広い消費者がテスラに関心を寄せるようになるでしょう。中国とイーロン・マスクの良好な関係は、しばらく続きそうです。

文・YANUSY編集部/提供元・YANUSY

 

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