野党はまとまりがないとされます。事実そうです。ただそろそろガラガラポンして口先だけの野党から本当に努力して考えて、国家のため、国民のためになる改善、改革ができる人たちにリーダーシップをとってもらったほうが良いと思うのです。つまりすべての政党は責任政党の意識を持ち、「国会ヤジ党」から脱皮すべきです。野党のレベルをあげよ、ということです。

もちろん、高齢者を中心とした保守系の方々からはそのプロセスにおいて「だから言ったこっちゃない」「能力なし!」「野党になんて任せなければよかった」という赤ん坊が泣きわめくようなクレームはあるでしょう。ただその茨の道を乗り越えないと日本は世の中の進歩や変化に対応できないと思うのです。

日本は素晴らしい国だと思います。ただ、後世のためにもガラパゴス化させるべきでもないのです。世の中には地球規模の趨勢があり、国際情勢があり、世界経済があり、日本はその枠組みから外れることはないのです。ならば世界がどうであれ、日本は日本という発想は好きだし大事ですが、時と場合によると思うのです。そう考えると変われない自民党に任せるより連立与党の組み換えを含めた変化により期待したくなるのです。

6月の都議会選はその前哨戦となるでしょう。第一党の自民党が維持できるのか、都民ファを含めた大乱戦が起きるのか、参議院選の動向を見るには極めて重要な選挙になりそうです。

では今日はこのぐらいで。

編集部より:この記事は岡本裕明氏のブログ「外から見る日本、見られる日本人」2025年5月16日の記事より転載させていただきました。