しかし、そんな自分がここに来て休日には子供を連れ、大型モールや公園で遊ぶパパになっていた。公園やモールでも先生や保護者とばったり会うことも多いが、笑顔で挨拶をし、その場で軽い雑談を楽しむように変わった。
父親になったから、というのもあるが田舎のほのぼのとしたのんびり雰囲気がそうさせた要素はゼロではないと思っている。地方のコミュニティに馴染むことで、「本当の豊かさとは身近なところにある」と思うのだ。
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ビジネスの視点から地方移住を考えると、リモートワークの普及によって移住のハードルは確実に下がった。筆者はこの1ヶ月の間で1件の地上波のテレビ番組の出演、2件の雑誌社の取材、1件のネットメディアから仕事を受けたが、田舎に住みながら東京にある企業との仕事を続けることが出来ている。
「東京の仕事で地方に住む」のが自分が見出した最適解である。
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