東京湾・山下橋から出船する黒川本家で、春のLTアジ釣りを取材。水温の上昇にともない活性が上がり、アジに加えカサゴやクロダイなど多彩なゲストも登場。初心者も楽しめる半日船で、船上は終始にぎやかだった。ベテランの仕掛け工夫やエサ選びも参考にしたい。
●神奈川県のリアルタイム天気&風波情報
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 本紙・岩下和弘)
黒川本家でLTアジ釣り
船釣りで手軽に楽しめる魚は何と言っても大衆魚のアジだろう。そこで江戸末期創業の老舗で東京湾横浜山下橋の黒川本家から4月12日(土)の午前LTアジを取材した。
三村恭介船長に出船前にアジの状況と釣り方について簡単に聞いた。魚の着き場に変化があり、このところ水温が安定しはじめ調子はよくなってきているとのこと。

仕掛けは、潮が澄んでいるならハリスは0.8~1号でハリは1~2本。濁り潮ならハリス1.5~2号でハリ2~3本。コマセワークはシャクリ過ぎない静かな誘いがいいとのこと。

LTアジ釣行開始
船内では仲乗りの稲垣船長からエサの赤短と青イソメ(別料金)が配られ、7時にアジファン12人を乗せて出船。船長から諸注意やアドバイスがアナウンスされ、航程10分ほどでベイブリッジをくぐる手前のポイントからスタートフィッシング。
当日の天候は晴れで、北東風が吹いている。潮回りは大潮、干潮が10時51分なので下げ潮を狙う形となる。前夜の雷雨で潮は白濁りが入っていた。ポツポツと船内でアタリはあるが続かないため、20分ほどで移動となる。
船はベイブリッジをくぐって少し南下し、運河筋で2流し目に入る。水温は15.5度、ここでは小アジ、イワシが掛かる。そこで船長は、転々とこまかくポイントを移動する。
