地球の自然エネルギーを利用した可能性――ピラミッドは発電所だったのか?
古代の文献「サマランガナ・スートラダーラ」には、ヴィマナの構造や飛行原理について、より詳細な記述がある。「ヴィマナの本体は、軽い素材で作られた大きな飛ぶ鳥のように、強く耐久性のあるものでなければならない。内部には水銀エンジンと、その下に鉄製の加熱装置を置かなければならない。駆動する旋風を動かす水銀に潜む力によって、中に座っている人は空を遠くまで旅することができる」といった具合だ。
さらに興味深いのは、バビロニアの法律「ハカサ」の記述だ。「飛行機械を操作する特権は偉大である。飛行の知識は、我々の最も古い遺産の一つである。『高みからの者たち』からの贈り物だ。我々は多くの命を救う手段として、彼らからそれを受け取った」。これは、ヴィマナの技術が地球外からもたらされた可能性を示唆しているのかもしれない。
では、もしヴィマナが地球の自然エネルギーを利用していたとしたらどうだろうか? 地球上には、ピラミッドやストーンヘンジのような謎の巨石建造物が数多く存在する。これらの建造物が、単なるモニュメントではなく、地球の磁気エネルギーやレイライン(特定のエネルギーが流れるとされるライン)を利用した巨大なエネルギー送信装置であり、ヴィマナの動力源となっていたのではないか、と考える研究者もいる。
特にギザの大ピラミッドは、数千年前に作られたテスラコイルのような発電所であり、地球の自然な特性を利用して莫大なエネルギーを生み出していたという説がある。このエネルギーが、古代エジプトだけでなく、マヤや他の古代文明でも利用されていたというのだ。しかし、この説は主流の学界からは否定されている。