望ましい潮は、新月周りの中潮だろう。大潮周りは群れが一気に抜けやすいので、ややギャンブル。
レンジを意識
夜のメバルは表層の魚で、イメージとしては、本当に「海面直下」についている。0.2gのジグヘッドでふわ釣りしていないと釣れない日もあるのだから、まさしくド表層の魚ということができるだろう。筆者の知る限り、ここまでボトムを巣とする根魚でありながら、夜になるとうかうかと浮いてくる魚はほかにいない。
さて、当然数釣りしたいとなれば、表層を釣っていくことになる。しかし、表層の群れは釣っていくごとに簡単にスレていってしまう。ならば、どうするか?カウントダウンだ。少しずつ沈めていく。0.8gのジグヘッドで5カウント、10カウント、15カウントくらいまではメバルのレンジと見ていい。スレるとレンジが下がるのはメバルに限らずアジなどもそうなので、よく覚えておこう。
ランガン
最後にランガンだ。ラン&ガン。とにかく移動する。一か所に固執するのでなく、とにかく動き回ってみる。メバルはわりあいどんな漁港にもついている魚なので、場所にそこまでこだわる必要はない。一度釣ってリリースした個体が増えていくと露骨にスレていくので、ランガンして数を伸ばしていこう。同一の漁港内でも、たとえば投げる場所を変えてみるなどすれば、また反応がかわってくるはずだ。
手数はいくつも用意しよう
メバルは一度見たものは二度食わないといわれる賢い魚である。だがこれは逆手にとれば、一度目に見るものは何でもとりあえず食う、とも考えられる。好奇心旺盛な一面が大きい。

よって、ワームもプラグも、いくらでも数を用意しておいたほうがいい。カラーローテもよく効く。ジグヘッドのウェイトやプラグのシルエットも複数持ち、とにかく手数を増やしておくことで、もっと数釣りができるはずだ。