初代モデルのコンセプトを受け継ぐ2代目スペーシアギア

本体の3代目スペーシア(MK54S)の登場から11か月後となる2024年9月に、スペーシアギアも2代目にスイッチしました。 専用フロントマスクをはじめとしたエクステリアやボディカラーの設定、撥水加工シート、砂や泥汚れにも強い防汚タイプラゲッジフロアを備えるインテリアなどの専用装備を用意。 さらに、リアシートには3代目スペーシアで初採用となったオットマン/レッグサポート/荷物ストッパーの1台3役を担う「マルチユースフラップ」も装備しています。 この2代目も、すでに中古車市場に出回っています。

登場年月の新しさから想像できるように、2代目はいわゆる未使用車や走行距離の短い個体がとても多く、価格という中古車の美点を享受できるのか各物件を見極める必要があります。分かりやすくいえば、価格面での旨味はまだあまりありません。 そうなると、初代が狙い目になりますが、人気の軽スーパーハイトワゴンということもあり、走行距離が短い個体を中心に、強気の価格設定をしているケースが多いようです。 とはいえ、多走行とはいえない物件で比較的手ごろな値付けをしている個体もありますので、希望のモデルを根気よく探すことが賢い買い物への近道です。
遠出をするならターボ搭載車。街乗り中心であればNAでも十分

初代スペーシアギアは、NAとターボエンジン搭載車があり、キャンプなどで高速道路を使う機会が多いのなら、やはりターボは欲しいところです。 2代目もスペック上の動力性能どおり、ターボのほうが明らかに力感があり、同じような使い方をするのならターボ搭載車を指名したいところです。 初代、2代目ともに2WDにするのか、4WDにするかは、ほかの軽スーパーハイトワゴンと同様に、非降雪地域か降雪地域かで4WDが必要か否かで選択するのが基本。 ウインタースポーツに頻繁に出かけるのなら4WDを選んでもいいでしょう。