ミサと行列は一般公開され、バチカンニュースと提携放送局によって生中継されたが、コンクラーベ担当者が「エクストラ・オムネス」と叫ぶとシスティーナ礼拝堂の扉は閉ざされた。枢機卿と数人の儀式担当者以外は礼拝堂から去り、スイス衛兵がポータルの前に陣取る。
礼拝堂内の動向が外部に漏れないために、妨害電波が流される。コンクラーベ開催中は録音、メモ、電子機器の使用は固く禁止される。
投票では候補者や選挙人名簿はなく、各枢機卿は「私は教皇に投票します」と書かれた投票用紙に、自分が支持する候補者の名前を書く。そして各枢機卿は祭壇前で「私は、私の裁判官であるキリストに、私が神の意志に従って選ばれるべきだと信じる者を選んだことを証人として示していただくよう祈ります」と、誓いを立てる。(以上、バチカンニュースを参考)

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編集部より:この記事は長谷川良氏のブログ「ウィーン発『コンフィデンシャル』」2025年5月日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はウィーン発『コンフィデンシャル』をご覧ください。