「我々の惑星には、少なくとも4種類の異なる宇宙人が、数千年も前から訪れている」――こんな衝撃的な発言をしたのは、なんと1960年代にカナダの国防大臣を務めたポール・ヘリヤー氏だ。彼の言葉を額面通りに受け取るかどうかは人それぞれだろうが、元国家の防衛トップが公の場でこのような発言をすること自体、非常に興味深い。
ヘリヤー氏は、カナダの空軍、海軍、陸軍を統合して現在のカナダ軍を設立した立役者であり、その経歴は折り紙付き。G8諸国の元政府高官の中で、UFOや地球外生命体についてこれほど大々的に発言している人物は、彼をおいて他にいないと言っても過言ではない。彼は地球外生命体の存在について公に語り始めた最初の高官の一人であり、テレビ番組に出演した際にも、堂々とその持論を展開した。彼によれば、これらの宇宙人の中には、今も地球に滞在し、世界各国の政府と密接に協力している者さえいるというのだから驚きだ。
宇宙人が恐れる地球の「核」と「環境破壊」

ヘリヤー氏によると、UFOの活動は特に人類が原子爆弾を開発して以降、ここ数十年で格段に活発化したという。「彼ら(宇宙人)は、我々が再び核兵器を使用するのではないかと非常に懸念している。なぜなら、宇宙全体は一つの統一体であり、我々の行動は地球だけでなく、宇宙に住む他の知的生命体にも影響を及ぼすからだ」と彼は語る。宇宙人たちは、人類が自らの愚かさゆえに再び核のボタンを押してしまうことを心底恐れているというのだ。
この発言は、ヘリヤー氏が2005年に初めて地球外生命体について語って以来、一貫している。彼は、いわゆる「ディスクロージャー運動」(UFOや宇宙人に関する情報公開を求める動き)の先駆者とも見なされている。
興味深いことに、ヘリヤー氏の主張は、彼一人だけのものではない。世界中の多くの元軍高官や政治家が同様の証言をしており、近年機密解除された数多くの政府文書も、彼の言葉を裏付けているかのように見える。
ヘリヤー氏は、冷戦時代の具体的な事例も挙げている。「1961年、約50機のUFO編隊がロシアからヨーロッパ方面へ南下しているのが確認された。連合国軍最高司令官は大いに懸念し、まさにパニックボタンを押そうとした瞬間、UFO編隊は進路を変え、北極上空へ引き返していった。この事件を受け、3年間にわたる調査が行われた結果、少なくとも4種類の異なる宇宙人が、数千年前からこの地球を訪れていることが絶対的な確実性をもって結論づけられた」というのだ。
