業務スピード向上で、1~2か月スケジュールが前倒しに
――クライアントワークではどのような点が便利だと感じましたか?
雪下さん:「Wiki」機能を活用して議事録や業務フローを共有できるので、Backlogを初めて使うお客様でも基本的な運用方法を確認しながらスムーズに利用できる点は便利でした。また、情報を事前に共有できることで、お客様への急な変更や依頼を避けることもできます。通知機能があることでお客様の自発的な返信が促され、プロジェクトへの参加意識が大きく向上したことはとくに大きな成果です。
大塚さん:お客様の側で、担当者以外の方々がメンションを見て対応してくださることも増えて、基本的には即日でレスポンスが得られるようになりました。気軽に質問や反応がしやすい環境が構築できた点はよかったですね。

――Backlog導入後に具体的にどのような成果を得られましたか?
大塚さん:Backlogの導入により、業務のスピードが予想以上に向上し、全体的なスケジュールを前倒しで進められるようになりました。実際に会社サイト制作のプロジェクトでは、1〜2か月程度の前倒しを実現できました。
雪下さん:週次定例会議も大きく改善されましたね。導入前は2時間〜3時間かかっていた会議が、導入後は同じ規模のプロジェクトでも1時間、早ければ30分で終えられるようになりました。これは、Backlogで事前に個別のやり取りができるため、口頭での確認事項が減ったためです。
――プロジェクト管理の今後の展望についてお聞かせください。
雪下さん:Backlog自体の使い勝手に問題はありませんが、管理業務にまだ多くの時間を費やしているのが現状です。将来的には、AIによる議事録やガントチャートの自動作成などの自動化が進むことで、業務効率が大きく向上すればよいと考えています。本質的な議論や創造的な思考により多くの時間を充てられるようになるのが理想ですね。
(文=福永太郎/編集者・ライター)
提供元・Business Journal
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