京都の下部組織出身でもあるMF奥川雅也の帰還は、多くのファンやサポーターにとって嬉しいニュースだったに違いない。2015年にトップ昇格を果たしたのも束の間、わずかな期間の出場で海外へと渡った男がオーストリア、ドイツでの経験を経て今冬京都へ戻ってきている。

ここまで13試合に出場しているが先発したのは5試合のみ。それでもチーム2位の4ゴールをマークしている。特に第11節のアルビレックス新潟戦と第12節横浜FC戦ではいずれも途中出場から決勝ゴールを挙げており、チームに勝ち点3をもたらした。前線に強力な選手が揃う京都では必ずしもスタメンを約束されているわけではないが、限られた時間であっても起用に応え結果を出していることから評価を「4」とした。


ジョアン・ペドロ 写真:Getty Images

MFジョアン・ペドロ

評価:★★★☆☆

今季がJリーグ初参戦となる外国籍選手の1人MFジョアン・ペドロ。ここまではリーグ戦13試合に出場も先発はわずかに5試合のみ。まだまだ定位置を確保したとは言い難いが、185cmの長身を誇る新たな中盤の要として活躍が期待されている選手だ。

すでに高いポテンシャルをうかがわせる場面を多く作っている。広大なエリアをカバーする運動量を持ち、相手のゴール前まで迫る迫力も見せている。第6節の清水エスパルス戦では来日初ゴールもマーク。長身が守備のみの魅力ではないことを証明して見せた。警告が多いのは玉に瑕だが、攻守にわたって広く存在感を見せていることから評価を「3」とした。

パトリック・ウィリアム 写真:Getty Images

DFパトリック・ウィリアム

評価:★★☆☆☆

187cmの長身を誇る大型センターバックのDFパトリック・ウィリアム。今季がJリーグ初参戦の選手は、開幕から3試合こそスタメンで出番を得たが定着には至らず。直近の5試合でもスタメンは1試合のみとなっている。第6節の清水エスパルス戦で負傷交代となった影響もあっての出場時間ではあるものの、現状はDF鈴木義宜やDF宮本優太といった選手たちとの序列争いでやや遅れをとっていることから評価を「2」とした。


長沢駿(ベガルタ仙台所属時)写真:Getty Images

FW長沢駿

評価:★☆☆☆☆