— OSINTdefender (@sentdefender) May 4, 2025

まさに「人型ロボットの暴走」とも言える光景ですが、作業員たちはすぐにその場から離れ、ロボットの攻撃を逃れることができました。

その後は背後から近づき、無事ロボットを停止させることに成功しています。

この動画はSNSで爆発的に拡散されており、多くの人の関心を集めています。

まさに「ロボットやAIの反逆」を連想させる光景であり、人々は、そのテーマを扱った映画シリーズ『ターミネーター』のようだとコメントしています。

では、今回このような事件を起こしたロボットとはいったいどんなロボットなのでしょうか。

映像からすると、ロボット開発企業Unitree Roboticsのヒューマノイド型ロボット「H1」のように見えます。

2023年に発表された「H1」は、身長180cm、体重47kg、最高時速は5.5m/s(約20km/h)というスペックの人型ロボットです。

H1の内部には、高性能AIチップと多数のセンサーが搭載され、外部環境をリアルタイムで解析しながら自律行動する能力を持っています。

では、今回の出来事は、単なる技術的エラーだったのでしょうか?

それとも、もっと根深い問題があるのでしょうか?

他の例も見てみましょう。

なぜ「人型ロボット」は暴走したのか?

「Chris Wabs」というYouTubeチャンネルでは、今回の出来事の原因が、「ロボットの誤認識」にあると推測しています。

ロボットはスタンドに吊るされていたため、これがロボットのバランス感覚や方向感覚に影響を与え、ロボットは自分が落下していると認識。それを修正するため「激しくもがくかのように」反応したのかもしれない、というのです。

または、近くの作業員が実行したプログラムが期待どおりに作動しなかった、というだけのことかもしれません。

いずれにせよ、今回の出来事が『ターミネーター』に繋がることはなさそうです。