国民民主の人気は玉木雄一郎氏の性格もあります。これは私が石破氏は個性よりも政治信条を重視したのに対して玉木氏の場合は賢いのに不倫問題噴出といった英雄色を好む的な「しょうがないなぁ」と思わせる緩さがあるのです。もしもこれが石丸伸二氏だったらどうか、といえばバッシング的盛り上がりを見せるはずです。(事実、石丸氏は抱えていた訴訟が最高裁で敗訴したこともあり、都議選の戦略では苦心しているようです。)安倍晋三氏もトランプ氏のそうなのですが、強い性格の人は批判も多いのです。それをかわし切ってよじ登れるか、批判に負ける道を歩まねばならないのです。
その意味で今の政党の党首には強い性格の方がいないと思います。公明の斉藤さんなんて国交大臣をやっていた時を含め、存在感ゼロでしょう。
これらを見ても盛り上がる選挙にはなりにくいと思います。むしろ6月22日の都議選の方が面白いかもしれません。これが逆に参議院選の盛り上がりを欠く原因の一つになっているとも言えそうです。
では今日はこのぐらいで。
編集部より:この記事は岡本裕明氏のブログ「外から見る日本、見られる日本人」2025年5月8日の記事より転載させていただきました。