実際にこの特許画像は、ペーパーのミシン目について表現・解説しており、正しい向きを示すというよりも機能を説明することが目的なのかもしれません。
そして、すべてのトイレ環境でこの特許図面どおりに機能するわけではありません。
子供やネコがいる家庭では、「裏向き」が明らかに実用的な場合もあるのです。
ちなみに、この「トイレットペーパーの掛け方論争」は、心理学や社会学の研究対象にもなっています。
「自分と違う掛け方を見るとイライラする」「ルールが曖昧な場で自分の正しさを主張する」など、人間のささいな違いにこだわる心理が如実に表れるテーマでもあるのです。
あなたは、どちらの掛け方が正しいと感じていますか?
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参考文献
This 134-Year-Old Patent Reveals The Proper Way to Hang Toilet Paper
https://www.sciencealert.com/this-134-year-old-patent-reveals-the-proper-way-to-hang-toilet-paper
Wrapping or tolier paper roll
https://patents.google.com/patent/US459516
ライター
大倉康弘: 得意なジャンルはテクノロジー系。機械構造・生物構造・社会構造など構造を把握するのが好き。科学的で不思議なおもちゃにも目がない。趣味は読書で、読み始めたら朝になってるタイプ。
編集者
ナゾロジー 編集部