どちらの主張にも理があり、生活スタイルや価値観によって支持が分かれるのも納得できる話です。
ちなみに、2020年代の複数の世論調査によれば、アメリカでは70%以上の人が「表向き」を好むという結果が出ています。
あなたはどちら派ですか?またどちらが正しい掛け方だと感じていますか?
実は、「トイレットペーパーの正しい掛け方」は、「最初の穴あきトイレットペーパー」の画像からいくらか理解を得ることができます。
特許が示すトイレットペーパーの向きの“決定的証拠”とは?
この終わらない論争にひとつの歴史的証拠が提示されました。
それが、1891年にアメリカ人のセス・ウィーラー氏が取得した「穴あきトイレットペーパー」の特許です。
The patent for toilet paper should settle the over vs under debate pic.twitter.com/arZl6l6ALn
— Owen Williams ⚡ (@ow) March 17, 2015
穴あきトイレットペーパーのアイデアはもともと1871年に特許が取得されましたが、その後、無駄を防ぐ方法として、1891年にロールの形で再度特許が取得されたのです。
この特許には、ホルダーにセットされたトイレットペーパーが明確に「表向き」で描かれています。
この図面が近年SNSを通じて再発見・拡散され、「ほら見たことか! 表向きが正解だ!」と注目を集めました。
Googleが提供する特許データベース「Google Patents」には、トイレットペーパーを使用する際の一連の図も掲載されています。

つまり、特許に基づいて、あえてどちらの掛け方が正しいかを判断するなら、「表向き」が正解だと言えます。
とはいえ、これは便宜上の図ではないかという意見もあります。