■NEXCOは「キープレフト守って」呼びかけ
ポスト投稿主・あっつんさんに確認したところ、こちらの標識は「西名阪自動車道」にて目撃したものと判明。そこで今回は、「西日本高速道路」(NEXCO西日本)関西支社に、詳しい話を聞いてみることに。
すると、件の標識は1972年(昭和47年)12月より、同自動車道上の2カ所に設置されたものと明らかになった。
50年以上前に設置された標識となり、当時の詳細な資料は残っていないようだが、NEXCO西日本の担当者は「当該箇所においては上り坂となっており、速度低下が発生する可能性があるため、当時の交通管理者(警察)との協議のうえ、交通対策で設置されたものと考えます」と、分析している。
標識が(右側でなく)左側車線沿いに設置されている背景については「中央分離帯がコンクリート壁となっており、標識を設置するスペースがないため、走行車線側に設置したものと考えます」との回答が得られた。
NEXCO西日本の担当者は「追越車線は、追越のための車線です。追越を終えたら速やかに走行車線に戻、『キープレフト』を守りましょう」「また、高速道路ではトレーラー、大型貨物自動車等の通行帯が指定されています。トレーラーは原則として一番左側の車線を、大型貨物自動車等は当該標識が設置されている区間については、一番左側の車線を走行してください」と、注意を喚起している。