しかし、裏の試合でバーンリーが2-1とリードしたため、リーズは追加点が必要な展開に。そんな中、72分に田中が相手MFからチャージを受けると足を痛めてしまう。プレーを継続したものの79分に交代するアクシデントにの事態に。
田中を欠いたリーズは、プリマスのカウンター攻撃をなんとか耐え凌ぐと91分に左MFのマノル・ソロモンが値千金の追加点をあげ、優勝を大きく手繰り寄せる。試合終了のホイッスルが鳴るとリーズの選手とスタッフたちがピッチに走り出し、左足にテーピングを巻いた田中も足を引きずる様子を見せながら歓喜の輪に加わった。
最終節が終了した時点でリーズの勝ち点は100となり、現地紙『リーズ・ライブ』によると1シーズンで獲得した勝ち点としては、チャンピオンシップ史上7番目の最多記録となった。
同紙は、田中のパフォーマンスに対して7点(10点満点)と高く採点したものの、「良いボールも供給したが、強度の高いデュエルでは簡単に抜かれてしまう不安材料があった。ボールを持っている時は前への推進力があったが、、エリア内の絶好のチャンスで不運にもスリップしてしまったように最後の決め手に欠いた」と、パフォーマンスへの物足りなさを指摘。
試合後、田中は怪我について訊かれると「大丈夫です」と気丈に答えたが、足を引き摺りながらスタジアムを後にする姿は痛々しく見えた。リーズのメディア担当者も「決して怪我ではない」と強調したものの、6月にはFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選の2試合が控えていることからも、負傷の状況が気になるところだ。
来2025/26シーズンをプレミアリーグでプレーするリーズ。田中にとっても念願のプレミアデビューとなる来季に、現地サポーターを始め日本国内からもすでに大きな注目が集まっている。