イギリスで行われた地方選挙や下院補欠選挙で、右派ポピュリスト政党「リフォームUK(改革英国党)」が大きく躍進しました。

移民対策の強化を掲げる同党は、生活費高騰や現政権の経済政策・社会保障政策に対する不満に加え、移民政策への強い反発を背景に、幅広い有権者層の支持を集め、労働党や保守党といった従来の二大政党を大きく上回る得票と議席数を獲得しました。

ナイジェル・ファラージ党首インスタグラムより

現地メディアや専門家は、今回の結果がイギリスの二大政党制に対する重大な挑戦となり、今後の総選挙でリフォームUKが政権交代の鍵を握る存在になる可能性があると指摘しています。

特に注目されたのは、労働党が強いとされたランコーンの下院補欠選挙で、リフォームUKの候補者がわずか6票差で勝利した点です。これにより、同党は初の女性下院議員を誕生させました。