イギリスで行われた地方選挙や下院補欠選挙で、右派ポピュリスト政党「リフォームUK(改革英国党)」が大きく躍進しました。
英地方選で右派躍進 “2大政党制の転換点に”地元メディアPpxV9l72AQ #nhk_news
— NHKニュース (@nhk_news) May 2, 2025
移民対策の強化を掲げる同党は、生活費高騰や現政権の経済政策・社会保障政策に対する不満に加え、移民政策への強い反発を背景に、幅広い有権者層の支持を集め、労働党や保守党といった従来の二大政党を大きく上回る得票と議席数を獲得しました。

ナイジェル・ファラージ党首インスタグラムより
現地メディアや専門家は、今回の結果がイギリスの二大政党制に対する重大な挑戦となり、今後の総選挙でリフォームUKが政権交代の鍵を握る存在になる可能性があると指摘しています。
「二大政党制は死んだ」と改革党のファラージ党首。有権者からも同様の声が聞かれました。地方議会選は
改革党=677保守党=317(-676)労働党=99(-186)
選挙区は保守的な地域が多いとはいえ、ここまでか、という印象。少なくともしばらくの間は、この傾向が続きそうです。IH
— Gakushi Fujiwara / 藤原学思 (@fujiwara_g1) May 3, 2025
特に注目されたのは、労働党が強いとされたランコーンの下院補欠選挙で、リフォームUKの候補者がわずか6票差で勝利した点です。これにより、同党は初の女性下院議員を誕生させました。
イギリス庶民院(下院)の補選でリフォームUKの候補が労働党を6票差で破る。このランコーン・アンド・ヘルスビー選挙区は2024年に新しくできた選挙区なのだが、ランコーンの町を含む選挙区から労働党以外の議員が誕生するのは52年ぶり。2024年の総選挙では労働党は14000票以上の差をつけて勝っていた。 G8FLTcGFCE
— tarafuku10 (@tarafuku10) May 2, 2025