踊らないこと、これが私の今日の言葉です。人は感情表現で極端に嬉しい時、「小躍りする」ことがあります。例えば受験の合格者発表の際、張り出された無機質な数字の羅列の紙の中に探し求める自分の受験番号を見つけた時は小躍りどころかジャンプしてしまうでしょう。私もその口でした。だけど、年齢を重ねるに従い、あるベンチマークに達成するごとに「次の戦いが始まる」と気を引き締めることばかりでした。つまり、目標達成は自分に新たなる重圧を課すわけで踊るどころか複雑な思いになるものなのです。
バフェット氏は数々の成功や目標達成後も決して踊らなかったと思います。私はリセットという表現を使いたいですね。成功者はリセットを繰り返し、過去を学び、未来を考えるのです。
バフェット氏はCEOは引退するも会社から身は引かないと述べています。バフェット流、自己管理の一環だと思います。適度な緊張感を維持し続けることでゲイツ氏のいうようにあと20年30年と冴えわたった日々を送るという意味だと理解しています。
では今日はこのぐらいで。
編集部より:この記事は岡本裕明氏のブログ「外から見る日本、見られる日本人」2025年5月4日の記事より転載させていただきました。