インド政府の強硬姿勢とカシミール情勢の緊張

 事件発生から2日後、ナレンドラ・モディ首相はビハール州での演説で、加害者を「地の果てまで追い詰める」と明言。インド当局はこの攻撃の背後にパキスタンの関与があると非難し、1500人以上の容疑者を拘束・尋問中と報じられている。一方、パキスタン政府は関与を否定している。

 この事件は、長年続くインドとパキスタン間のカシミール領有権を巡る対立が背景にある。1947年の分離独立以来、両国間では幾度も武力衝突が起きており、今回の事件もその延長線上にあると見られている。