実践型セッションと“体験”の重視、日本文化も融合

 今年のTEAMZ SUMMIT 2025では、先端技術と社会課題の接点をテーマに多彩なセッションが展開された。初日の講演では、「EXPO2025大阪・万博」とWeb3の融合を取り上げ、万博で取り組まれるデジタルウォレットやデータ活用の具体例を紹介。Web3が社会インフラや日常生活にどう浸透していくのかについて、行政のキーパーソンと産業界のリーダーが活発な議論を繰り広げた。

 またステーブルコインやリアルワールドアセット(RWA)に関するセッションでは、法律や規制面の最新動向、ステーブルコイン実装の社会的な意義、さらにRWAを活用した新しいビジネスモデルや日本の不動産・金融市場への応用など、多様な観点で議論が展開された。なかには実プロジェクトのユースケース解説や、実務家や有識者によるパネルディスカッションもあり、即実践に役立つ知識が惜しみなく共有された。

 その他、体験型ワークショップが開催され、VIP向けには日本の伝統芸能によるパフォーマンスも披露された。現場での知見共有と体験価値の掛け合わせを重視し、「日本らしさ」とグローバル・テクノロジーの融合が随所に体現されていた。

「TEAMZ SUMMIT 2025」開催、国内最大級のWeb3カンファレンス
(画像=『Business Journal』より 引用)