MLBも開幕から1か月経ち、多くの日本人選手が各地で活躍している。今季これまでの活躍を総括してみたい。
開幕迫る!ア・リーグで戦う日本人選手 今シーズンの注目ポイントは?
【投手編】
投手部門で絶好調なのが山本由伸(ドジャース)。2年目となる今季は開幕から好調、ここまで6試合の登板で3勝2敗。43奪三振・防御率1.06と「驚異的な」記録をあげ、早くもサイ・ヤング最有力に躍り出たという声もあるほどだ。
山本と今期からチームメイトになった佐々木朗希(ドジャース)は、デビュー5戦目で初のQS(6回2失点)を記録。直近のパイレーツ戦も5回2/3イニングを3失点に押さえているが、いまだ勝ち星に恵まれていない。
ドジャースと同じナ・リーグでは、今永昇太(カブス)も活躍中。昨年15勝を挙げた左腕は今年も好調で、7試合を投げ3勝1敗、30奪三振・防御率2.77・WHIP1.13。左腕不足のカブスでローテの潤滑油となっている。
肩故障明けながら3勝1敗と好調なのは千賀滉大(メッツ)。被本塁打は1本のみ、WHIP1.05・防御率1.26という好成績で、ナ・リーグ東地区で首位を走るメッツを引っ張る存在となっている。
菅野智之(オリオールズ)は移籍2戦目で5回1/3を投げ1失点、待望のメジャー初勝利を挙げた。その後も好調で4月は3勝負けなし。35歳のベテランが早くも貴重な戦力となった。
大谷翔平(ドジャース)は投手としてはリハビリ最終段階、先発復帰が現実味を帯びてきた。
【打者編】
大谷翔平(ドジャース)は開幕戦から好調だったが、4月は27安打・5本塁打・8打点・7盗塁・打率.287を記録。37安打・7本塁打・17打点・4盗塁・打率.352だった2024年4月に比べるとやや物足りない数字だ。だが、4月26日の5打数3安打を皮切りに30日まで5試合連続安打中。5月に向けて、超仕上がってきたと言っていい。