維新が迷走している。吉村代表は「党運営の力が不十分」と言ったが、問題はそれだけではない。総選挙で惨敗してからも党の建て直しができず、予算案でも前原共同代表が与党の窮地を救ってしまった。
維新は何をしたいのか見えない維新・吉村代表が反省 離党議員が相次ぐ現状に「僕自身も問題がある」「党運営の力が不十分」(よろず~ニュース)
前原誠司のキングボンビー効果たるや(笑) いや、それを分かったうえで引き入れた吉村代表の判断力こそが全て! Om3KPuHupA
— さささのささやん (@sasasanosasayan) April 30, 2025
松井元代表までこんな動画を公開した。国民民主には公募への応募者が殺到しているのに、維新は離党が次々に出ている。
(スタッフより)松井一郎YouTubeを公開しました。QjbLlIYT
予備選挙と維新執行部【緊急解説】このままだと維新の会は潰れるねチャンネルの成長を止めるな! pic.twitter.com/yObluzh8RT
— 松井一郎 (@gogoichiro) April 28, 2025
松井氏もいうように「何をしたいのか見えない」のが最大の問題だ。維新はもともと大阪の行政改革から出発し、「小さな政府」を掲げていたはずだった。昨年の総選挙でも社会保障改革を掲げ、「医療費の窓口負担一律3割」を打ち出した。
しかしこれが公明党の「年寄りいじめだ」というネガキャンの標的になり、惨敗した。これにこりて社会保障改革を封印し、今年度予算の交渉では、前原共同代表が高校無償化という毛針に飛びつき、少数与党を追い込む絶好のチャンスを逃した。
これが批判を浴びて、予算が通ってから「社会保険料を4兆円下げる」という無内容な要求を出したが、もう与党は用ずみの維新を相手にしない。
苦しまぎれの「食料品ゼロ税率」は筋悪その後は代表選挙にチャレンジした梅村議員を予備選で追い出すなど人事のゴタゴタばかり報道され、参院選の候補者も集まらない。政党支持率ではれいわ新選組にも抜かれ、このまま参院選に突入すると、総選挙を下回る大惨敗になることは目に見えている。

読売新聞より