しばらく展望台に佇んでいれば徐々に日は暮れて町灯りが夜景を描き出します。
福岡の東、博多や天神など市街地方面を望みます。福岡の夜景はやけにビルの赤いランプが目立ちます。福岡は街の中心部の真上を飛行機が飛ぶため、航空法の規制により一定の高さを超える建物には赤いランプを設置することが義務付けられているのです。
福岡タワー展望台内も楽しめる演出がいくつもあります。こちらは福岡タワーグッズのガチャ。
100円で月の女神さまがありがたいメッセージをくれるというのでやってみました。今はすべての物事を手放すときなんだそうで。一旦全部リセットしてみるのもいいかもなんて思ってします今日この頃。
地上に降りたころには日も暮れ、福岡タワーはイルミネーションの演出がされていました。会社からの帰り道、家に向かう途中でイルミネーションを見ることができるのですが、これだけ近くで見るのは初めてです。イルミネーションの内容は時期によって異なり、今は地元ももち浜の波と風を現しています。
イルミネーションは時間を追うごとに変化し、こんなハートのかわいらしい演出も見られます。数万円出せばプロポーズのイルミネーションなんかもできるそう。こんなタワーを使ってプロポーズされたら一生の思い出になるでしょうね、と思いつつ陣内智則のネタでこんなのやってたな、と思いだしてしまいました。
ちなみに、ハートのイルミネーションを撮った場所はサザエさん通りといいます。サザエさんといえば長谷川町子美術館のある世田谷区桜新町あたりを思い出す方も多いかと思いますが、実は発祥は福岡。
長谷川町子さんはもともとこの辺りに住んでおり、ももち浜を散歩しているときにサザエさんの着想を得たそうです。だからキャラクターの名前がすべて海にまつわるんですね。昭和21年に福岡の夕刊紙で初登場し、その後朝日新聞での連載に移りアニメ化。国民的アニメの地位を不動のものとしていったのです。