■鍵や網戸の調整は…
さらに、よく見るタイプの半円形の窓の鍵(クレセント錠)も、歪みによってかみ合いが悪くなり、鍵がかけられなくなることも。
今井氏によると、鍵の上下のカバーを動かすと見える調整用のネジ(カバーがなくネジがむき出しのものもある)を緩めることで鍵を上下に動かせるため、位置を調整することで開け閉めしやすくできる。
また、網戸にも戸車があり、高さを調整できる。さらに窓枠の桟の中央部が重力で下がり、網戸が引っかかることも多い。この場合、網戸の枠の上部左右にある「外れ止め」を確認し、高さ調整用のネジを回して1ミリほど下げることで引っかかりをなくせる。ただし、外れ止めを下げ過ぎると強風などで簡単に網戸が外れてしまうため、下げ過ぎないよう注意が必要だ。
こういった窓の調整を専門の修理業者に依頼すると、出張費を含めて料金が2万円ほどになるケースもあると聞き、大吉は「修理業者さんから恨まれません? それがちょっと心配で…」と苦笑していた。