■窓は「歪むことが前提」

多くの家は木でできているが、木は湿気や乾燥などによって膨張したり収縮したりするため、今井氏は「歪まない家はない」と話す。なかでもとくに歪みが出やすいのが窓枠であり、そのため窓はもともと、歪むことを前提に作られているとのこと。

窓枠が歪むことで窓も傾いて動かしにくくなる。そこで、まずは窓を少しだけ開けて、隙間からの光の漏れ方で窓が左右のどちらに歪んでいるかをチェック。例えば上部が狭く、下部が広くなっている場合には、窓が右下がりに傾いていると判断できる。