【前提】 現在の社会保険料総額:約76兆円(厚労省統計) 穴埋めに必要な追加財源:約12兆円 → 76兆円に対して16%増額が必要
【モデルケース】 年収400万円(標準報酬月額30万円相当)の人の場合、 現在の本人負担:約月4.2万円 16%増加すると:約月4.87万円 差額:月6700円増 年間:約8万円の負担増
消費税を減らして喜ぶのは、基本的に。無職の人、無職の高齢者(社会保険料負担ほぼゼロ)だけです。そもそも70歳以上の世帯における住民税非課税率は、約37%(70歳代の世帯を対象としたデータ)と推定されます。
逆に、現役世代は
・社会保険料の大幅アップ ・手取り激減 ・物価上昇 ・増税ラッシュ
という地獄を見ることになります。
つまり、現役世代が「減税、減税!」と叫ぶのは、自分で自分の首を締める行為です。
いま日本に必要なのは、「ばらまき」ではなく「財政の現実直視」。減税に浮かれて地獄を招く前に、一度冷静に立ち止まるべき時が来ています。
編集部より:この記事は永江一石氏のブログ「More Access,More Fun!」2025年4月28日の記事より転載させていただきました。