このあとはスレてきて、レンジが下がった。だからといって攻略に苦労するのでもない。プラグをシンキングタイプにかえて、10~15カウントのレンジを釣ってくる。途中で一尾チヌが混じったが、タモを持ってきていたので余裕のランディング。大阪湾奥ではこれがよくあるので、タモは忘れずに。

万博開催前の「シーサイドコスモ」でのメバリング釣行でメバル10尾超え!【大阪南港】まだぼちぼち釣れる(提供:TSURINEWSライター井上海生)

最終的に12尾ほど釣った。チヌとシーバスを混ぜれば15尾。すばらしい釣果といえるだろう。他のアングラーがシーバスやボラを釣っているところも多々見たので、全体的に魚の活性も高かったようだ。

オープンに投げて寄せる

この日のメバルはワームを嫌ってプラグオンリーで、さらにもうひとつ、釣り方にコツがあった。どうも足元の群れがスレきっているらしく、単純にキワをトレースしても出てこない。ややオープン気味に投げて、リーリングで寄せてくると、明暗の境目でバイトするパターンが連続した。

まだ春時期のメバリングとしては序盤であるが、ちょっとテクニカルな釣り方が求められる。人的プレッシャーが高いシーサイドコスモならではだ。

今後は尺メバルに期待

今年は2月の大寒波で海がヒエヒエとなり、一時は筆者も「春のメバルは遅れそうだな」と思っていたが、蓋を開けてみればどういうわけか例年よりも早いスタートとなった。海水温13℃弱でここまで釣れているのだから、もう少し温かくなればさらに良くなるだろう。

ここまで順調ならば、久々に尺メバルの姿も拝みたいものだ。なぜか近年、泉大津を主にメバルが大型化しているので、育ち切った30cm以上の個体を手にしたい。今回もそうだったが、最大28cmで25cmから上がバンバンくるのだから、どこかにビッグワンが潜んでいるはず。数釣りもそうだが、今年は個人的にサイズレコード更新も狙いたい。そう思っていたらアジングも始まるしで、大忙しの春だ。