大阪湾ではまだ青物の気配が薄かった3月下旬。ひと足早く“春爆”を体感したくて、和歌山・紀北の遊漁船「MCL」に乗船することにした。3月上旬からブリ族がぽつぽつと釣れ始めており、そろそろ本格的なシーズンインかと期待が高まっていた。
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(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・夕日とぼうず)
紀北沖で青物ジギング釣行
MCLの釣果情報によると、ブリ族のほか、クログチやアジといった人気ターゲットが連日上がっていた。
青物は言わずもがな、強烈な引きが魅力の定番ターゲット。クログチは「大阪湾のノドグロ」「大阪湾の黒ダイヤ」などと呼ばれる高級魚で、脂の乗った味わいが魅力だ。アジは味の良さはもちろん、数も釣れる安定感があり、初心者からベテランまで幅広く人気がある。
この日は数日前から天候の悪化が懸念されていたが、前日夕方に出船決定の連絡が入りひと安心。朝の荒天を避けた10:30の遅出船となり、しっかり体調を整えて乗船できた。

ブリ族船中81匹と爆釣
この日のポイントは、前日にハマチが200匹以上釣れたという沼島沖。片道1時間以上の大遠征となったが、到着直後から船中はにぎやかな展開に。青物の反応は非常に良好で、パターンを掴んだ人は1投1匹のペースで釣果を重ねていた。
筆者はタングステンジグ(80g)でスタートしたものの、序盤は40分で2匹とスロースタート。しかし、ここで船長から船オリジナルデザインの「MCL Lotusジグ」を貸してもらい、アクションのアドバイスも受ける。
「高速ワンピッチで逃げるベイトを演出し、ロングフォールで喰わせる」との説明を参考に、ただ巻きとストップも組み合わせてみたところ、ダブルヒットを含めてヒットが連発。最終的に2時間で9匹と満足のいく釣果を得ることができた。