スバル フォレスターは、モノコックボディをベースとしながらも220mmの最低地上高やAWD、路面などに応じて走行モードを変更できる「X-MODE」などにより高い悪路走破性を備える本格派SUVです。 2025年4月17日に新型が発表されたタイミングということもあり、従来型になる5代目(SK型)の中古車物件数も増えそうです。 そこで今回は、5代目フォレスターのおすすめグレードを徹底解説します。
モノコックボディ系SUVトップクラスの最低地上高と高い悪路走破性が光る

SPG(スバルグローバルプラットフォーム)を使う5代目フォレスターは、2018年7月に発売されました。 同社のデザイン哲学である「DYNAMIC×SOLID」を元に生まれたタフな外観、モノコック系SUVのなかでもトップクラスの最低地上高220mmを備えています。 シンメトリカルAWDや路面や天候などに応じて選択できる「X-MODE」などにより、オフロードや雪上などで高い悪路走破性を発揮。 ボディサイズは、全長4,640mm×全幅1,815mm×全高1,715〜1,730mmで、最小回転半径は5.4m。日本の道路や駐車場事情でも持て余すことなく使える大きさに収まっています。 デビュー時のパワートレインは、2.5L水平対向4気筒ガソリン、2.0Lマイルドハイブリッドの「e-BOXER」の2種類で、2020年10月の改良を機に1.8L直噴ターボの「DIT」を追加。同時に2.5Lガソリン車は廃止されました。

発売時のグレードは、2.5Lガソリン車が「Touring」「Premium」「X-BREAK」の3つで、e-BOXERは「Advance」のみ。 2020年10月の一部改良でe-BOXER搭載車は「X-BREAK」と「Touring」を追加。1.8L直噴ターボは「SPORT」のみ。 2021年のマイナーチェンジでは、内外装をリフレッシュするとともに、最新世代の「アイサイト」を採用。ラインナップは変わらず、2022年8月の一部改良で、DIT車に専用の内外装やダンパーを備えるスポーティグレードの「STI Sport」、12月には特別仕様車の「XT-EDITION」をそれぞれ追加設定しました。 また2023年8月には、後退時に障害物を検知した際の警報タイミングを早めることで安全性能を高めるとともに、ブラック塗装のシャークフィンアンテナとルーフスポイラーを全グレードに標準装備。 撥水機能を持つシートや撥水カーゴフロアボードなどを装備して、アウトドアシーンで使い勝手の良い特別仕様車「X-EDITION」は、2019年に初登場。2023年と2024年にも設定されました。