長澤徹監督 写真:Getty Images

2025明治安田J2リーグは4月20日に第10節までが終了。勝ち点20で現在2位のRB大宮アルディージャは、4月25日にホーム・NACK5スタジアム大宮(埼玉県)で開催される第11節北海道コンサドーレ札幌戦(現17位)を前に囲み取材を行った。

直近の第10節では、同じくJ2昇格組のFC今治と対戦した大宮。互いに激しいせめぎ合いを繰り返す展開が続いたものの結局両チームともにゴールネットを揺らすことが出来ず0-0で終了。第8節終了時点で5ポイントだったジェフユナイテッド千葉(現1位)との勝ち点差が7ポイントに広がった。順位は2位を死守しておりJ1自動昇格圏内はキープできているが、第14節で迎える千葉との直接対決に備え勝ち点差を縮めておきたいところだ。今シーズンここまでの戦いや次節札幌戦のポイントについて長澤徹監督に訊いた。


大宮アルディージャのサポーター 写真:Getty Images

今シーズンここまで「悪くはない」

昨シーズンはチーム史上初のJ3を戦った大宮。結果は25勝10分3敗で得失点差が+40とJ3では頭一つ抜けていた。戦いの場をJ2に移した今季も勢いはそのままに開幕4連勝を達成し好スタートを切ったといえる。ここまでの戦いぶりについて問われた長澤監督は「悪くはないです。かと言って最高なわけでもないですし、フィニッシュ(終わり)が一番大事だよと選手たちには伝えています。ただ、間違った方向に行っていないよねというところは全体で確認して取り組んでいます」と回答。現状の成績に満足はしていないものの、浮き彫りになった課題を解消していくことにベクトルを向けている。

昨シーズン、ホーム戦での1試合平均観客動員数が7,400人だった大宮。それに対して今シーズンは、ここまで5試合のホーム戦で1試合あたりの平均観客数が10,968人と昨年を大きく上回っている。観客数の増加について監督は「本当に力になっています。我々がアグレッシブなプレーをすれば即反応してくれますし、それで選手が何でもやれるような感覚を得られているのは事実なので。どう感じているかを問われると感謝しかないです。これからもよろしくお願いします」とサポーターの存在が選手の背中を押していることに感謝の言葉を述べた。


北海道コンサドーレ札幌 写真:Getty Images

札幌は「質が高くて強いチーム」