桜も散り始めた4月中旬。今だに天候が安定しないが、いよいよシーバスのハイシーズンに近付いている。この時期は、釣れる日と釣れない日がはっきりしているが、状況しだいでは複数のシーバスの顔を見ることができる。では、どうやったらそんなおいしい思いができるのか、とっておきの釣行の一部始終をお届けしよう。
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(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)
シーバスは足で釣る
4月15日(大潮)朝から爆風が春の嵐を予感させるが、濁りに期待してまだ明るさの残る夕方から国道下のポイントへ入る。ここから上流へ足を使って釣り歩く予定だ。予想外にも濁りはないが、流れもベイトもいい感じだ。

さっそくシェード(日陰)を中心にバイブレーション(5g)から始めるが、何度投げても反応はない。フローティングミノーで少し上の層も探ったがどうやらシーバスはいないようだ。

すぐに見切って、中流域の橋脚下へ入るも結果は同じ。ここからさらに上流の橋脚をいくつか回ったが、どういうわけか全く反応がない。ここまできたら戻っても良かったが、さらに上流を目指すこととした。これが正解であった。
ボイル発生でチャンス到来
県道下のポイントを越えて、さらに上流の橋脚下へ入る。ここは昼間でもかなり暗くて期待が持てる。日が延びて18時を過ぎてもまだまだ明るいが、突然手前で激しいボイルが発生した。これはチャンス到来とみて、バイブレーションを水面から飛び出す勢いで引いてくると、ガツン!ときた。これがたまらないやめられない瞬間だ。

サイズは50cmそこそだが、とにかくよく引いて、暴れる魚をどうにかキャッチ。気が付くと時合なのか、ボイルが連発している。あきらかにチャンスだが、見切られたのか反応が消えたので中流域へ戻ることにした。
