こうなると次に求めるものはサイズだ。少しでも大きなサイズを狙いたくなり、さらに車を南へ走らせた。釣友から尾鷲港では紀北町よりも大きなアジが釣れていることを聞いており、期待に胸が膨らんだが、そうは簡単には釣らせてもらえなかった。
いくつかポイントを探るが、サイズも変わりはなく数も釣れない。諦めかけていたところ、湾内に停泊するタグボートの明かりが水面を照らしているポイントが目に入った。

ライズ発見でアジ連発
目をこらすと、かすかにアジのライズが見えた。ライズしている所は岸から15mほど離れており、ジグヘッドを重くするとアタリはなく、軽くするとポイントに届かない。
キャロにすると釣れそうだが、2人とも面倒くさがり屋で仕掛けを組むことなく、重めのジグヘッドで何とか釣果を出した。

数釣りを楽しんで納竿
結局尾鷲港では大きなサイズは出なかったものの、2人で十分楽しむことができた。今回は朝方にデーアジングを楽しむつもりだったが、満足して朝焼けのなか帰路に就いた。

<週刊つりニュース中部版APC・杉山陽佑/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース中部版』2025年4月11日号に掲載された記事を再編集したものになります。