この日は船長の指示で、手巻き組みは150~50mの浅ダナ、電ジギ組は300mぐらいまでの深ダナ担当と分業。皆で協力し、いかに早くその日のパターンを見つけ出すかが、大漁のカギだ。
昼食中にビンナガヒット
ダラダラした時間が続くなか、朝イチに電動リールが壊れてひたすら手巻きで頑張っていた私の隣に、待望のトンボがヒット。連鎖して胴の間もヒット。
その時私は唐揚げを食べていたが、モグモグしながらジグを投入。しかし、隣が掛けた魚のサイズが良く、ラインがクロスしそうになったので即ラインを回収。すると水深50mで回収ヒット。1匹目よりも重量感がある。
ビンナガのサイズアップ成功
風と潮の流れの方向の複雑さもあり、魚が船底方向に走りラインが船底に擦りそうになったので、ミヨシを越して船の反対側に移動。
他に2人ヒットしているのでそのランディングを待つため、故意に時間をかけてファイト。今回も船長のカギ打ちが決まり、サイズアップに成功だ。

船中は全員ヒット達成
さらなるサイズアップを狙い、写真も撮らずアシストフックのハリ先とリーダーのチェックをして即ジグを投入。しかし、私の予測通り12時30分の潮返しのタイミングで、他のアングラーがトンボを数匹キャッチしたが、私にはアタリがなくストップフィッシング。私はやや尻すぼみな結果だった。
船中全員ヒット。惜しくも2人はPEラインの高切れやフックアウトで全員安打は逃したが、良い釣行だった。船中トンボ10匹。志摩沖のトンジギは、例年4月いっぱいまで楽しめる。

<週刊つりニュース中部版APC・グル―パーボーイズ・小野田大助/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース版』2025年4月11日号に掲載された記事を再編集したものになります。