年間3万台ぐらいを目指す

 このようなトースターを開発するに至った背景・理由について、A-Stage社長の藤岡毅氏はいう。

「現代のライフスタイルは『時短』が正義。そこで私たちは、たった数分で“焼きたての感動”を届ける新モデルを開発しました。独自の高速ヒーティング設計により、外はカリッと・中はふんわりを瞬時に実現。忙しい朝でも、カフェクオリティの朝食が叶います。しかも価格は、1万円未満。『手に取りやすさ=体験者の広がり』だと考え、戦略的にコストを抑えました。ご家庭に1台置くだけで、朝の余裕が生まれ、一日のスタートが変わります」

 従来のトースターと比較して短時間での焼き上げや、水分蒸発率の抑制を実現できた理由は何か。

「弊社が開発したトリプルカーボンテクノロジーを採用したというのが大きなポイントです。カーボンヒーターを3つ搭載したトースターというのは、今まではありませんでした。カーボンヒーターの特徴である立ち上がりの速さを最大限に活かしました。昨年の4月頃から開発に着手し、生産工場と連携しながら独自で開発しました」(藤岡氏)

 気になる売れ行きは、どのような状況なのか。

「非常に順調でして、あらゆる商流で取り扱っていただいているという状況です」(藤岡氏)

 今後の販売目標や機能追加の計画などを聞いた。

「年間販売目標を3万台に設定し、今回採用したカーボンヒーターをさらに進化させた『次世代カーボンヒーター』を搭載予定です。きめ細やかな温度コントロールアルゴリズムを導入することで、リベイク性能を大幅に向上させ、外はサクッと中はふんわり──まるで焼きたての食感を、これまで以上に簡単に再現できる仕様へとブラッシュアップします。
私たちはまだ知名度こそ高くありませんが、“お客様の日常に本質的なメリットを届ける家電”を 追求し続けます。本製品がその第一歩となり、A-StageおよびRe・Deブランドを知っていただくきっかけになれば幸いです」(藤岡氏)

(文=BUSINESS JOURNAL編集部)



提供元・Business Journal

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