●この記事のポイント
・3月に発売された「爆速リベイクトースター」の売れ行きが好調
・トースト1枚を約90秒でトースト、パンの水分を逃さず焼き上げ
・2段式のため、上段でトーストを焼き、下段でおかずをつくることで料理の時短を図れる
トースト1枚を約90秒でトーストでき、遠赤外線加熱によりパンの水分を逃さず焼き上げることで「表面はサクッ、中はふわっ」とした食感を実現する「爆速リベイクトースター」(9900円/税込)が、ヒットの兆しをみせている。製造・販売元はデザイン家電などを手掛けるA-Stage。1~2月にかけてクラウドファンディングサイト「マクアケ」で先行販売し、金額は600万円となり、3月21日に発売。販売は好調だという。2段式で同時に2つの調理が可能な点も特長だが、なぜ売れているのか。また、どのような独自の技術が使われているのか。A-Stageに取材した。
3本のカーボンヒーターによって上下方向から遠赤外線で加熱
同商品は一般的なトースターと見た目からして大きく異なる。2段式のため23cm幅のスリムなデザインで、縦長の形状となっている。同時に2つの調理が可能であり、上段でトーストを焼き、下段でおかずをつくることで料理の時短を図ることができる。幅が232mm、奥行きが256mmというコンパクトなサイズのため、限られたスペースに置けるのもうれしい点だ。
大きな特長の一つが、トースト1枚を約90秒で焼き上げる点だ。同社独自のヒーター技術「トリプルカーボンテクノロジー」を採用し、3本のカーボンヒーターによって上下方向から遠赤外線で加熱。立ち上がりとほぼ同時に加熱がスタートするため、庫内が温まるまでの予熱時間がないという。
また、上下方向からの遠赤外線加熱によりパンの水分を逃さず焼き上げ、水分蒸発率を約6.5%(1枚の場合/一般的なトースターは9.5%程度)に抑えることで、おいしいトーストに仕上がる。
このほか、100℃~250℃の温度調節機能を搭載しており、温度調節が難しい温め直し(リベイク)も、自由に温度を設定できることでレベルアップ。例えば、100℃の低温ではバターを多く含むクロワッサンやバターロールなど、リベイクが難しいパンもおいしくリベイクでき、高温を使えばグリル調理も可能となっている。