まずは日が当たらない陰の部分にジグ単と生シラスをボトムまで落とし込み、メバルの活性を見た。ほとんど釣り人が入っていないのかメバルは全くスレておらずファーストヒットのシロメバルは13cm。途中、タケノコメバル20cmもワンキャスト・ワン・ヒットし、実に楽しい釣りだ。
デイ・メバルは暗闇を好む
しかし日中に良型を求めようとするとこれがなかなか難しい。ちなみにポイントを移動して係留してある漁船の船底を狙ってジグをスローに落としていくと、やっと18cmのメバルがヒットしてきた。
予測通りデイ・メバルは暗闇を好む。もちろん、ジグを落としてボトムに着底させジグをロッドティップで少し上下させて誘う。あまり大きく誘うと違和感を覚えるようでメバルの食いが悪いことが分かった。
しかし、どうやらパターンにハマったようで6尾連続で食ってきた。ただ、メバルも日中とあって警戒心が強く、同じパターンはすぐに通用せず、私もここでワームをポケベイトタフにチェンジし、ハサミでテイルを自分で細くカットした。
するとメバルはまたしても食いが継続し、今度はしばらく入れ食い状態となった。

最終釣果
メバルの型は依然18~20cmと小型が多くなかなか20cmオーバーはヒットしない。本当なら手返しを早くして数釣りよりも型狙いを優先したいが、このメバルの群れの中から良型だけを選んで釣るのは無理だと思う。
試しにジグ単Nanoを0.6gに替えてジグの落下速度を替えてみた。ワームも熟成アクア活アジに替えて落とし込んでみた。すると今までシロメバルばかりだったが、偶然にもクロメバル21~23cmが3尾釣れた。
デイ・メバルは確かに難しいが、まずは最初の1尾をいかに釣るか。ゲームはそこから始まる。

<週刊つりニュース西部版APC・川原直毅/TSURINEWS編>