NASAの火星探査車パーサヴィアランスが、ジェゼロ・クレーターの探査中に、奇妙な特徴を持つ黒っぽい石を発見した。その起源は不明で、「他の場所から来た可能性がある」という。この謎めいた発見物は、探査チームによって「スカルヒル(Skull Hill)」と名付けられた。
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ジェゼロ・クレーターの縁で遭遇した奇妙な岩
この予期せぬ発見があったのは先週のこと。探査車パーサヴィアランスが、ジェゼロ・クレーターの縁にある「ウィッチ・ヘーゼル・ヒル」という丘の下部を降下している最中だった。
探査車はある地点で停止した。そこは軌道上からの画像で事前に確認されていた、色の対照的な2種類の岩石層が接する境界付近だった。探査チームが「ポート・アンソン」と愛称をつけたこの興味深い場所は、地質学的な「接触帯」と考えられている。ここには角張った奇妙な岩がいくつか転がっており、その一部は元々ここにあったものではないと考えられているのだ。

(画像=画像は「Wikipedia」より,『TOCANA』より 引用)