イギリスにある歴史的な古城で、有名な幽霊の姿が何も知らない一人の旅行者のカメラに捉えられた。その姿は中世イングランドの歴史に名を残す、ある高貴な女性のものだと噂されている。

 写真には、戸口の影の中に白いクロークをまとった人影が立っているのが見える。撮影された場所はオックスフォード城内のセント・ジョージ・タワー。ここは12世紀にマティルダ皇后が包囲戦のさなかに城から脱出したという伝説的な逸話が残る場所なのだ。

偶然が生んだ心霊写真?

 この一枚を撮影したのは、オーストラリアからの旅行者、ルーイ・ジョーンズ氏。彼は観光の一環としてこの中世の城を訪れていた。

 驚くべきことに、彼はこの写真を偶然撮影したと語る。タワーの階段を下りている最中に彼のデジタルカメラが意図せずシャッターを切ったのだという。しかも、それは白昼堂々の出来事だった。

「家に帰ってその日の写真を見ていて、初めてこの写真に気づいたんだ」とルーイ氏は語る。「戸口に白いドレスを着てクロークを羽織ったような人影が写っている。気味が悪いのはタワーを登る時に僕といとこはその戸口から部屋を覗き込んだけど、その時は完全に空っぽで、白いドレスなんて絶対になかったはずなんだ」。

『TOCANA』より 引用
(画像=画像は「The Mirror」より,『TOCANA』より 引用)