大学生活は楽しいだけでなく、試験や就職活動などストレスの多い時期でもあります。

そんな中、マックスは学生たちにとって無言のセラピストでした。

彼に触れることで心がほぐれ、孤独感や不安を癒す役割を自然と担っていたのです。

2. 地域とのつながり

マックスの存在は大学と地元住民をつなぐ”象徴”にもなりました。

学生だけでなく、地域住民も彼の存在を知り、親しみを感じることで、大学と街の間に温かな交流が生まれました。

3. 多様な価値観の尊重

“学位”といえば普通は何年もの学びの末に得るものですが、ここでは”癒し”や”存在そのもの”が称賛されました。

この考え方は、多様な才能や個性を認め合う時代の象徴ともいえるでしょう。

日常生活でも、私たちは”役に立つ”ことばかりを重視しがちですが、ただそこにいるだけで人を幸せにする存在――そんな価値にももっと目を向けてもいいのかもしれません。

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マックスは癒しの”超天才”だった / Credit:Vermont State University

マックスに続く”名誉学位キャット”がこれから世界中に現れるかは未知数ですが、少なくともキャッスルトン校の人々にとって、彼は永遠に”学位を持つ猫”として記憶されるでしょう。

マックスは”超天才”な猫だから名誉学位を授与されたのでしょうか。

そうかもしれません。

確かに彼は、周囲に癒しを与える”超天才”でした。

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参考文献

Vermont State University
https://www.facebook.com/VermontStateUniversity/posts/425448673574050?ref=embed_post

Community cat earns honorary ‘degree’ from Castleton
https://www.wcax.com/2024/05/15/community-cat-earns-honorary-degree-castleton/