一方、相良さんはドラグが鳴り響きみんなの期待が高まった。長時間のやり取りの末、上がってきたのは36kgの大型GTだった。今回の釣行初となるGTが釣れて皆で安堵した。

ザトウクジラが登場

負けじとその後もキャストを続ける。すると何やら大きな姿が現れ、大きな尻尾が見える。正体はザトウクジラだ。沖縄では毎年12月下旬から4月上旬にかけて出産、子育てをするためにやって来る。釣っている時にイルカが現れたら魚が釣れなくなるということがよくあるが、沖縄ではクジラが現れると魚がよく釣れるのだそう。

沖縄でのボートGTフィッシングで36kg頭にロウニンアジ船中3尾浮上!【キャプテンズオキナワ】強烈な引き(提供:週刊つりニュース西部版 佐田匠)

期待に胸を膨らませ引き続きキャストしていく。シンキングペンシルを10秒ほど沈めてシャクり上げてルアーが水面まで上がってきたら再び沈める。すると突然サオにドスンと重みが乗った。

20kg級良型ヒットに歓喜

すかさずフッキングを入れる。サオが大きく曲がりドラグが鳴り響く。水深があるところで掛けたので慎重にやり取りしていく。上がってきたのは20kgの良型GTだ。GTのすさまじい引きに疲労困ぱいだったがそれと同時に喜びが爆発した。

沖縄でのボートGTフィッシングで36kg頭にロウニンアジ船中3尾浮上!【キャプテンズオキナワ】20kg級に興奮(提供:週刊つりニュース西部版 佐田匠)

その後は釣り場を移動してリーフ周りを釣っていく。すると、船の後方が何やら騒がしい。同行者の熊谷さんに何かヒットした。リーフ周りなので切られないように強引にやり取りをする。上がってきたのは小型のGTだった。まさかのサイズに船内で笑いが起こった。

沖縄でのボートGTフィッシングで36kg頭にロウニンアジ船中3尾浮上!【キャプテンズオキナワ】小型でもいい思い出に(提供:週刊つりニュース西部版 佐田匠)

その後はタイムリミットになり納竿となった。

ハイシーズンに向け期待大

沖縄のGT釣りはこれからさらに釣れやすくなっていき、ベストシーズンに入っていく。そして今回お世話になった「キャプテンズオキナワ」ではGT釣りを分かりやすく教えてくれて、ていねいにアシストしてくれる。ぜひ皆さんも思い出に残るGTを釣ってみてはいかがだろうか。

沖縄でのボートGTフィッシングで36kg頭にロウニンアジ船中3尾浮上!【キャプテンズオキナワ】参加者で集合写真(提供:週刊つりニュース西部版 佐田匠)