その1.9兆円の赤字の穴埋めのため、米価が吊り上げているのではという「陰謀論」も登場しています。

もし農林中央金庫が米国債を売却していなかったとすれば、市場で起きた変動はやはり中国による売却が原因だったのではないかという点が、気になるところです。

一方、農政の迷走で、パンの方が米より安く感じられるようになっています。米中貿易摩擦などの影響で穀物価格が下がり、小麦の輸入価格は3年半ぶりの安値となりました。一方、政府が備蓄米を追加放出したものの、コメの店頭価格は高止まりしています。1食分の価格では、コメはパンの約2倍となっており、節約志向の家庭では小麦製品への関心が高まっています。