地焼きの鰻は、タレではなく、白焼きで。お皿には、薬味として、わさび、つぶした黒胡椒と実山椒、マルドンの塩。蒸していなくても、ややふんわり、少し弾力があって、炭焼きの香ばしさが感じられました。特に実山椒がピリッと効いて、春を感じます。日本酒がお好きな方なら、きっと嬉しい味なのではと思いました。日本酒は一合単位で、今月の日本酒(1,650円税込)の他、東京、新潟、岩手、石川など、各地のものが、色々とメニューに。

私は、飲み物は先ずは、静岡の微発酵緑茶そよかぜ(770円税込)。ジャスミンやクチナシの香りを加えた、烏龍茶の工程を加えた緑茶だそうです。爽やかな、和のアイスティーで、鰻にとても合いました。緑茶をただ冷やしただけでは無い、一捻りあるお茶です。

そして、お待ちかね、本日のメイン、特上鰻です。お店のメニューには、肉厚の脂ののった、太めの鰻を1本250gを使用、と説明がありました。肝吸いと漬物付きです。ご飯は夫も私も半分であらかじめお願いしました。鰻だけでも結構なボリュームなので、ご飯半分で正解でした。

メインの特上鰻。脂ののった太めの鰻、250g

運ばれて来た途端に、2人とも何も言わずに食べ始め、無心になれたひと時でした。美味しいと人は無口になりますね。タレの味付けは、それほど甘くなく、私の好みでした。この記事を書いているだけでも、思い出して、また予約を入れたくなります。

肝吸い、漬物も付いてきます

最後のアイスは、和三盆のアイスクリーム。佃煮の盛り合わせに変更も出来ると言うことでしたが、2人とも迷わず、アイスです。やはり最後は甘いもので締めたくなるものです。しかし、お酒の好きな方はきっと佃煮をアテにして、また飲み続けることも出来るのでしょう。和三盆のアイスは、ホッと落ち着く甘さでした。

和三盆のアイス。ホッとする甘さ