右舷ミヨシの秋吉さんもこのタイミングで竿を曲げる。「なかなか難しい状況ですが、本命を手にできてよかった」と語ってくれた。

右舷ミヨシ2番に座る斉藤さんが続けざまに竿を曲げてマダイをゲット。ようやくミヨシ寄りでも付けエサとマダイの層がマッチしてきた時間帯となった。

船中全員本命キャッチ
正午前後となり、北風が多少残るなか、上げ潮の流れもそよそよと出始めミヨシ側が有利な展開になると、私に後検量1.1kgの2尾目が登場。さらに、ゲストにクロダイやサワラをゲットし、後半戦に期待がかかる。

しかし、期待の上げ潮になると、マダイが潮を気に入らないのか、まったく口を使わなくなってしまう。佐藤船長も「反応はしっかり出ているのですが、食い気がないのか魚が上ずりません」とのこと。
船長は少しでも食い気のある反応を探して小移動。このあと船中で数尾のマダイを拾ったところで14時半に終了となった。

船中釣果は0.3~1.1kg1~8尾。船中全員が本命を手にし、船長の操船に助けられた一日となった。

今後の展望
今後の展望を聞くと、「水温や潮流などの変化が大きく、マダイの機嫌次第なところもあって、ひと筋縄ではいかない時期だと思っています。何とか皆さんに手にしてもらえるよう、頑張っていきます」と締めくくってくれた。
海面を割る真紅の魚体は、何度見ても美しく、その姿を見られるのは、まさに釣り人の特権。次の釣行にコマセマダイを選んでみてはいかが?
<週刊つりニュース関東版APC・田中義博/TSURINEWS編>
出船場所:金沢八景